子供服の正しい洗濯方法とお手入れのコツ
2024.09.09
子供服を洗うとき、「洗濯方法が合っているのかな?」といった疑問はなかったでしょうか?
赤ちゃん・幼児の場合はチクチクとした素材がネックになったり、洗濯方法を間違えて固く収縮させたり、トラブルも絶えません。
ですがこの記事ではトラブルを防ぎ、正しい洗濯表示のガイドを詳細におこなうため心配にはおよびません。
お手入れのコツまで言及するので、是非最後までご覧になってくださいね。
子供服の正しい洗濯方法
洗濯機に取り込める子供服の容量オーバーを防ぐ
子供服を洗濯機に取り込むとき、お洋服等の容量オーバーは防がなければなりません。
多少というのは厳禁で、パルセーターという「洗濯機の底の回転羽根」が回りにくくなる理由からです。
また子供服を傷めてしまうことにもなりかねないので、洗濯機に合った要領を適切に守りましょう。
ほかにも最悪の場合、洗濯機の故障にもおよぶため、注意が必要です。
洗濯が済んだら原則としてすぐに干すのを心がける
赤ちゃんが自宅で泣き始めたり、ママが保育園の送迎に遅れそうになったり、慌ただしいときは洗濯を忘れてしまいがち。
いっぽうで洗濯が済んでもすぐ干さず、忙しいからとつい放置するのも珍しくありません。
ですが洗濯したあとに放ったらかしにした時間が長いと、菌を寄せつけてしまいます。
代表的な雑菌としてはモラクセラ菌で、閉め切った洗濯槽の湿気をはじめとして発生するので、洗濯後はスピーディーに外干しをしましょう。
また雨の日の部屋干しは湿気を上げて菌も増殖させやすいため、近くで除湿機を稼働させる工夫も効果てきめんです。
絵の具を初めとしたガンコな汚れ
わんぱくなお子様が、絵の具やクレヨンなどで子供服を汚すのも珍しくありません。
厳禁なのは長時間放置で、放っておくと染みつきが酷くなってしまいます。
すぐに発覚、もしくは遊んで帰ってきた際に気がついたなら、粉末の酸素系漂白剤を活用しましょう。
漂白力が高いため、つけ置き洗いをおこなうことで汚れを落としやすくします。
ただし、酸素系漂白剤が使用不可能な衣類もあるため、子供服についているタグの洗濯表示の確認は必須です。
確実と効率性を求めるなら、ガンコな汚れの場合に限りお近くのクリーニング店を利用するのも良いでしょう。
子供服のタグにある洗濯表示を理解する
子供服の正しい選択方法のマスターには、表示の理解が先決です。
洗濯表示とは、子供服の裏側やTシャツなどの襟元についているタグに示されています。
ここでは表示の変更について・数字の表記・ドライクリーニングなどありがちな疑問例と正しい見方を解説します。
表示が変わったのはいつから?
2016年11月までは、日本工業規格(JIS L 0217)といった日本の規格で決められた洗濯表示でした。
ですが2016年12月より、国際規格に沿った「JIS L0001」という新たな表示に変わっています。
こちらは残りの本記事で後述するため心配はご無用です。
したがって、誤解も招きやすいですが前もって知っておくと混同しません。
なお、現在では海外の子供服ブランドを買うニーズが、ネットオンラインショップの利便性と人気から高まっています。
そうしたグローバル化への対応、混同させないというママパパへの配慮も理由として考えると納得ができるのではないでしょうか。
30や40などの表示
子供服のタグに「30、40」の表示があるのは、液音30℃・40℃を上限とした洗濯を意味しています。
仮に上限を超えた高温で洗ってしまうと、フェルト化を起こしかねません。
なお、フェルト化とは洋服の繊維が絡み合ったとき、生地が固くなり縮んでしまうことを指します。
また毛羽立ちも増えるために、「30、40」表示の確認もしっかりとおこないましょう。
ドライクリーニングの表示
ドライクリーニングでなければ洗えないお洋服は、◯で囲んだ「F」や「P」「×」などがあります。
「F」は石油系の溶剤によるドライクリーニングが可能、「P」はパークロロエチレンですが、こちらは塩素系溶剤の意味であることを覚えておきましょう。
残す「×」はドライクリーニングが禁止の意味になります。
子供服を長く使うためカビ・防虫対策も手入れの一環に
もし現在子供服の収納でカビ・防虫で未対策なら、長くお子様が愛用できるように対策しましょう。
クローゼット収納で湿度が高く、除湿剤を設置していなければカビを発生させてしまいます。
カビが人体に悪いことはもちろんですが、カビがない洋服とカビが付着している洋服を一緒に洗濯すると、移ってしまうため注意しなければなりません。
また除湿機があれば合わせて活用し、カビの繁殖や発生自体を防ぎましょう。
まとめ
子供服の正しい洗濯方法とお手入れのコツの解説でしたが、適切な処置方法の理解は深まったでしょうか。
本記事でご紹介した洗濯表示の理解、洗濯方法と注意点や洗濯後の管理のコツを把握すれば、子供服の寿命を縮めることなく長期活用ができます。
なお、新生児やお子様が1歳に満たない乳児の場合で、水洗いの理解が薄かったなら「ベビー服の水通し方法とは?初心者でもできるステップバイステップガイド」記事も合わせてご覧になってくださいね。