子供服の首周りの詰め方 手縫いでも失敗しないためのポイントをプロが解説
2024.06.27
サイズアウトはしていないけど、首周りがよれてみすぼらしくなってしまった子供服はありませんか。
子供は、無理やり服を脱ごうと引っ張ったりすることもあるため、首周りがよれやすいと悩むママさんもいるでしょう。
そこで、子供服の首周りの詰め方をご紹介します。
手縫いでも失敗しないためのポイントや、針や糸を使わずに元に戻す方法、首周りをよれにくくする対策法も併せて紹介するので、参考にしてみてください。
子供服の首周りの詰め方3選
- 1.手縫いまたはミシン縫って詰める
- 2.スチームアイロンを使って詰める
- 3.氷水を使って詰める
それぞれ詳しく解説します。
1. 手縫いまたはミシン縫って詰める
よれてしまった部分を手縫いまたはミシンで縫うことは、最も確実な改善方法です。
手縫いでの詰め方
子供の頭が通るか確認しながら、詰幅を決めていきます。
詰幅が決まったらTシャツを裏返して、詰幅の部分を指でつまみ、襟のふちまで縫い上げます。
そして、Tシャツを表に戻して、詰めたところを押しつぶし、左右が均等になるように縫い止めましょう。
失敗しないためのポイントとして、プリーツ加工のようなひだが出た仕上がりになるため、仕上がりが目立つ場合は、前身頃ではなく後身頃で詰めることをおすすめします。
後身頃であれば、上からシャツやジャケットを羽織れば見えなくなるためです。
ミシンでの詰め方
Tシャツを裏返し、肩部分のつなぎ目から約1.5cmの首元に印をします。
印から袖口、肩部分のつなぎ目を接点として線を引きます。
反対側も、同じように印をして線を引きましょう。
首元の縫いはじめの位置をずれないように合わせて、線に沿ってミシンで縫い進めます。
反対側も、同じように合わせて線に沿ってミシンで縫い進めましょう。
Tシャツを表に戻し、折り重なった部分を後身頃に倒し、そのまま上から返し縫いします。
仕上げにアイロンでピタッとさせれば、より違和感が少なく仕上がります。
2. スチームアイロンを使って詰める
不器用で手縫いやミシンで首周りを詰める自信がないという方は、スチームアイロンを使ってみましょう。
アイロンに水を入れて、高温にセットしてください。
温まったらスチームを出しながら、伸びた首元を少しつまんで、縦方向に伸ばしていきます。
つまんだ部分をアイロンでプレスするように意識してください。
ただし、強く押し当てすぎると焦げる可能性もあるため、加減しながら行いましょう。
この方法は、首周りを詰めるより縮める方法に近いです。
そのため、洗濯すればまた元に戻ってしまうこともあります。
3. 氷水を使って詰める
不器用で手縫いやミシンで首周りを詰める自信がないという方や、家にスチームアイロンがないという方は、氷水を使ってみましょう。
身近にあるものでできるため、最も手軽な方法です。
洗面器やバケツなどに水を張り、氷や保冷剤をいくつか入れてしっかり冷やします。
Tシャツの首周りをじゃばら折りにして、氷水に約30秒浸しましょう。
氷水から出したら、軽く絞ります。
雑巾を絞るようにきつくねじると、首周りが余計に伸びてしまうため、押し絞るようにしてください。
型崩れしないように平干しで乾かします。
この方法も、スチームアイロンと同様に首周りを詰めるより縮める方法に近いです。
乾かし方やその後の扱い方によっては元に戻ってしまうこともあります。
首周りをよれにくくする対策法
子供服は、子供が無理やり服を脱ごうと引っ張ったりすることもあるため、大人服に比べて首周りがよれやすいです。
そこで、首周りをよれにくくするためのポイントをご紹介します。
洗濯時のポイント
洗濯時のポイントとしては「首周りを輪ゴムで結ぶ方法」や「洗濯ネットの使用」が効果的です。
どちらもほかの洗濯物との絡まりを防ぎ、生地の伸びを回避できます。2つの方法を併用するとより効果的です。
干し方のポイント
干し方のポイントとしては「裾からハンガーを通す方法」や「ハンガーを2本使用する方法」が効果的です。
首周りからハンガーを通すことは伸びる原因につながるため、よれにくくしたいのであれば裾側から通しましょう。
また、水分を含んだTシャツは重たくなるため、下に引っ張られやすいです。
首周りをよれにくくしたいのであれば、ハンガーを2本使用して重さを分散しましょう。
まとめ
本記事では、子供服の首周りの詰め方をご紹介しました。
手縫いでも失敗しないためのポイントや、針や糸を使わずに元に戻す方法、首周りをよれにくくする対策法も併せて紹介したので、ぜひ1度お試しください。