上級者向け ハイブランド並みの品質の子供服を手作りしたい方が読む本
2024.06.27
今回は「誰でも作れる〇〇」「はじめての〇〇」といった手作り系子供服の教則本では物足りなくなってきた方にオススメしたいソーイング上級者向けの本をご紹介します。
シンプルに複雑な構造のアイテムの作例が紹介されているものから、いわゆるハイブランドのような子供服を作るためのセンスを磨けそうなものをピックアップしてお届けしたいと思います。
▼可愛いだけじゃ無い、お洒落な子供服を作りたい!方にオススメの本たち
haruのこども服
人気インスタグラマーのharuさんによる本格的な子供服の手作り教則本です。フリルやギャザーを使ったアイテムが多く紹介されておりますが、男児向けのシャツなども掲載されています。
90〜130cmのサイズ展開で、縫い代込みの実物大型紙も付属しており、初心者からの卒業、技術的に難しめの子供服にチャレンジしたいなどとお考えの方にオススメの本です。
シルエットが可愛い!おしゃれな子ども服 増補改訂版
シルエットが及ぼす印象は本当に大きなものです。
同じブラウスであっても、ギャザーの有無でシルエットが驚くほど違ってしまいますし、使う生地によっても変わってきます。
もうちょっと膨らませるにはどの程度ギャザーがいるのか、あるいは、あのデザインにこの生地を使うとこれぐらいふんわり感がでるといった感覚は、見て学ぶよりも実際に作って慣れていかないとなかなか身につきません。
またそういった感覚が身についてくると、違うアイテムを作る際のアレンジに活用できたり、ふとした瞬間にオリジナルのデザインが浮かんできたりと、応用力が身につきますよね。
まずはシルエットについてに学んでみたいという方にオススメの本です。
モダンな子供のニット集 WONDER LAND
こちらは2011年にスウェーデンで発行されたハンドニッティングのアイテムが紹介されている本です。
マフラーや、カーディガン、ベストなどの比較的簡単な物から、ドレス、ジャンパー、ジャケットなどの難易度の高い物までご紹介されています。
ただ一部図説はあるものの基本的にテキストは英語になるため、翻訳しながら読み進める必要がありそうです。
ウール系のニットアイテムはやはりヨーロッパが本場。オーセンティック、トラディッショナルなニッティングを勉強したいとお考えの方にオススメです。
夏の簡単ソーイング 手作り子供服306選
1978年に発行された夏の子供服の作例を集めた教則本です。
ソーイングに慣れている方であれば、教則本の通りに作ることは難なくこなせると思います。
それで満足できるのであれば良いのですが、オリジナリティを求めていくとやはり、デザインを根本から考えてみたくなるものでは無いでしょうか。
つまり「パターニング + デザイン」から作ることができれば、本当の意味であなただけの子供服が作れるようになるとも言い変えられると思います。
こういった過去の作例をもとに現代風にアレンジしたり、リビルドしたりするのは、世界的なハイブランドも多く実践されていますし、先人のデザインから思いも寄らないアイデアを学べることもあるかもしれません。
▼まとめ
色々な本をご紹介してきましたが、これらの本に共通して感じるのはそれぞれの作者のスタイルや思いが強く現れているように感じました。
見ているだけで楽しめてしまうほど、完成された作例が紹介しているところなどは、感心してしまいます。
基本的なスキルは習得したけれど、何か物足りないと感じられている方や、作るのは好きなのだけど、オリジナリティが見つけられないといった方など、ワンステップ上のレベルのソーイングにチャレンジのお供に活用されてみてはいかがでしょうか。