保存版 かわいい子供服スカートの作り方 生地選び、型紙、裁断、縫製までポイントを紹介
2024.06.14
「そのスカートどこの?」「かわいいから私も買いたい!」、自分で作った子供服にこんな反響をもらえたら、頑張った甲斐があったと思いますよね。
周りからもらえる声もさることながら、やはり一番は実際に着てもらう子供達からの声に勝るものはないかと思います。
今回はそんな子供服のハンドメイド、特にスカートの作り方についてご解説いたします。
▼スカートの作り方 〜工程ごとにご解説〜
では早速スカートを作る工程を順番にご解説いたします。スタートは生地選びからになります。
1.生地を選ぶ
初めて作られる方や、初心者が生地選びされる際、あまりに色々な生地がありすぎて「どれにしようか・・・」と迷われることも多いかも。それも一つの楽しみではありますが、ここでつまずいてしまってもいけないので、以下のポイントに注意して選ばれると良いかもしれません。
・生地の厚さ
生地の厚さは着心地やスカートの動きに関わる要素ですが、何よりも扱いやすさや縫いやすさに影響します。
お持ちのミシンで縫えるかどうかや針の通しやすさを考えて選びましょう。
・織の種類
生地の基本的な織り方は、平織、綾織、繻子織の3種類です。
摩擦などに対する強度は平織りが強く、光沢感、柔軟性といった面では繻子織が適しています。
・生地の性質
厚さにも増して着心地に関わるのが綿、麻、ポリエステルなどの生地の持つ性質です。
麻であれば通気性、ポリエステルであれば防水性、といった特徴を考えて選びましょう。
・スカートとの相性
作られるスカートの種類に適した生地を選びましょう。
例えば、フレアスカートであれば硬い生地よりも柔軟性の富んだ生地でふんわり仕上げる方がスカートの魅力がひきたちます。
2.型紙を選ぶ
生地選びと並行して進めたいのが型紙選び。
というのも型紙によって必要になる生地の巾が変わるので、できれば生地よりも先に決めておいた方がいいかもしれません。
型紙はネット上のハンドメイド系サイトの配布されているものを使ったり、雑誌などの付録を使用しましょう。(データ配布されているものは、プリンターなどで原寸出力する必要があります。)
3.裁断する
生地と型紙が揃えば、ハサミを持っていざ裁断!
生地に型紙を置く際は、無駄なく、合わせ目にズレがないように置くことがポイントです。
生地をパーツに切り抜けたら、ノッチ(縫い代に入れる切り込み、目印)や目打ち、ルレットなどで必要箇所に印づけをします。
裁断は広いテーブルの上で行うのが良いと思います。
またパーツが増えてくると紛失したり、いらない生地と混ざったりする恐れがあるので、順序よく、切り終えたパーツは都度別のスペースに分けておかれることをオススメします。
4.縫製
縫製は型紙の指示に従いながら進めていくことになりますが、当然ながら指示書をよく読むことが大切です。
慣れるまではとにかく何度も細かく確認すると失敗しないかも。
また、接着芯の貼り付けや裏地の用意、場合によっては仮縫いといった工程も縫う前に済ませおき、あとは本当に縫うだけという状態にしておくと良いと思います。
最後はミシンの準備をして縫い始めます。
針や糸の設置や縫い目の種類・間隔、テンションの調節などは、生地の切れ端で何度か試し縫いをしてから本縫いに臨まれると良いと思います。
▼まとめ
以上がスカートの作り方のご紹介になります。
今回は簡単に一般的な流れをご説明いたしましたが、難易度は作られるスカートによってそれこそピンからキリまであります。
「作りたいスカートがある!」からといきなり難易度の高いものを選ぶのではなく、まずは成功することが大切なので、シンプルなものからチャレンジしてみましょう。