我が子に着せる服、市販品も可愛いけれど何かが足りない。そんな事を思われた時はご自身の手でハンドメイドされてみてはいかがでしょうか。服のハンドメイドと聞くと裁縫技術や生地の選定などハードルが高いんじゃない？と思われる方も少なくないでしょう。

確かに、アイテムによってはそういった特殊な技術が必要になりますが、中には初心者でも簡単に作れるものもあります。

今回はそんな裁縫初心者でもできる子供服の作り方について、失敗しないためのポイントをご紹介します。

 

＊最初はここから失敗しないためのススメ　その１

裁縫に不慣れな方がつまずきがちなのが、作りたいアイテムのイメージはあるものの、その手段がわからない、技術がないといった問題。

ただこの問題は何も初心者だからつまずいてしまう訳ではありません。プロであってもイメージ通りにいかないことはよくあります。

では、どうすればいいのか、初心者の方はまず自分の技術力に見合ったアイテムから始められることをオススメします。

まずは義務教育の家庭科で習うミシンの基本的な使い方ができさえすれば大丈夫なものからご紹介します。

Tシャツやワンピース

Tシャツやワンピースは、比較的シンプルな形状であり、縫い目も少ないため、初心者でも作りやすいアイテムです。これらのアイテムで服作りの基礎、生地の裁断 > 仮縫い > 身頃の縫い合わせ > ネックライン・袖付けなどが学べます。

ポイントはネックラインと袖などのカーブを縫う技術。またデザインに応じて裁断と縫い合わせを同時に行えるロックミシンを使われても良いでしょう。

エプロンやスカート

エプロンやスカートも、基本的な矩形の形状で作れる上、縫い目も少ないため、初心者にオススメのアイテムです。また子供服のエプロンやスカートは、単純なデザインでも柄や生地次第で可愛らしい仕上がりにもなるため、裁縫はじめにもってこいのアイテムになります。

ベビーロンパース

ベビーロンパースは上記の二つに比べるとやや難しく感じられるかもしれませんが、襟・袖のデザインや、前身頃の開閉部分のデザインによっては簡単なものもあります。オンライン上から様々なディティールの型紙を見つけることができますので、それらの中からパーツ数の多さや、縫い目の少ないものを選ばれると良いでしょう。ベビーロンパース生地選びには柔らかい生地が、赤ちゃんの肌にも優しくおすすめです。

リュック

子供用リュックはぜひチャレンジしていただきたいアイテムです。ただし複雑なもの、ジッパー、ベルト、裏生地などが必要になるものはやや難易度が高いため、ある程度上記のアイテムを卒なくこなせるようになってからの方が良いかもしれません。

どうしてもという方は、型紙は巾着タイプのものにして、生地選びで楽しまれるのもアリだと思います。

 

まとめ

以上が初心者でもできる子供服の作り方のご紹介になります。それぞれのアイテムを作る際に必要となる型紙については別記事でもご紹介しておりますのでそちらをご参考にしていただければと思います。

最後に、大切なのは楽しんでできることに尽きると思います。初めは、思うようにできなかったり、ご希望のイメージ通りにいかなかったりするかもしれません。ただ、上達するための秘訣はそういった失敗をなるべく避け、まずは一つを最後まで作りきること。結果的に成功体験の積み重ねこそが技術向上の最短ルートになると思います。今回の記事をご参考にしていただき、まずは簡単なアイテムから始められてみてはいかがでしょうか